こんにちは。
株式会社 エンドウの専務の遠藤です。

 

会社に新入社員が入社してから
もうすぐ2ヶ月を迎えようとしています。

今年の3月までは
高校生だった彼女たちも、

今では社会人として
先輩たちにいろんな仕事を教えてもらいながら、
日々、仕事に取り組んでいます。

 

その彼女たちの姿を見ながら、

どんなふうに教育していったらいいんだろう、
と私たちも教育の難しさを感じながら、
社内でよく話し合いを行なっています。

 

つい先日も、ある仕事について話し合いをしました。

 

それは、
電話対応です。

 

会社にかかってきた電話を受けるだけなので
簡単のように思うかもしれませんが、
実は、色々と苦労があるんです。

 

ある先輩社員は、

「仕事にある程度慣れたところでやらないと、
 苦痛でしかない」
と話していました。

社内で誰が、どんな仕事をしていて、
どんな役割を持っているのかがわからないと
取り次ぐことが難しいんですよね。

 

それに、業界用語に限らず、
分かりやすい言葉でも間違いを起こしてしまうことがあります。

 

例えば、電話口の相手から

「富田(とみた)のことですが…」
と言われたとします。

 

あなたは、これがなんだと考えますか?

 

人の名前を想像する人もいれば、
地名(現場名)を想像した人もいるかもしれませんね。

私たちの会社がある福島県郡山市には、
富田町と呼ばれる地区がありますから、
どちらとも受け取れるんです。

実際に、ある社員が入社して間もない頃に
よくわからずに電話に出て、お客様から怒られ、
それがトラウマになった、と話しています。

そういう先輩社員の体験から
「新入社員には、電話対応をさせない」
とルールが変更されました。

 

でも、昭和や平成の時代には
「新人は、誰よりも早く電話に出る」
とよく言われていました。

もしかしたら、

そのような考えの会社さんも
まだまだあるかもしれませんが。

 

私たちは、新入社員の立場になって

「その経験は、役に立ったのかな?」
と、昔から続くルールを見直すことが大事なんだと考えます。

 

けれども、それは
決して甘やかすわけではありません。

 

その人の成長に合わせて、
ちょうどいいタイミングに、
必要な仕事を覚えてもらうことが
より良い教育なんだと思います。

 

だから、私たちの会社では、

先輩社員の間で
「どうやって覚えたっけ?」
という言葉が合言葉のように飛び交っています。

 

新入社員に何かを教えるときにも
「これでいいんだっけ?」
と周りのスタッフと相談しながら話しています。

 

その様子を見ていて、
私は、ほっこりとしてしまいしました。

こういう雰囲気の職場がもっと増えるといいな、
と思い、今日のブログに残します。

 

今日も最後まで読んでくださり、ありがとうございました。