こんにちは。
(株)エンドウの遠藤浩美です。

 

私事ですが、今年の2月に男の子の初孫が生まれました。
今は6ヵ月になり、元気で順調に育っているように思います。

ですが、娘が言うには、
「どうも他の子と比べると息子は小さいのよね、気にしてないんだけどさ。」

と発する言葉とは裏腹に
絶対気にしてる様子です(笑)

保育所の先生が、たまたま3月生まれの子を抱っこしていて、
「成長は個人差がありますから、あまり気にしないでくださいね」と言われたとのこと。

その子は孫よりも身体が大きかったようで
「その子と比べてうちの子は一カ月も早く生まれたのに小さいな」と思ったそうです。
体格は見た目にすぐ違いがわかりますからね。

でも、「比べるの そこ?」
とおばあちゃんの私は思いました。

 

よくよく見ていると、出来るようになっていることがたくさんあります。

例えば、

・飼ってる犬が吠えてびくっとする⇒耳が聞こえてる
・動くものを目で追う⇒目が見えてる
・手を伸ばして物をつかもうとする⇒体が使えてる

生まれてからたった半年でこんなに表情や感情が豊かになっていますから、
確実に成長しているところがたくさんあります。

それでも、人は、劣っているところに目が行きやすいのですよね。

成長スピードはみんな違います。

 

では、私が子供のどこを見て成長を感じるかというと
「目の力」です。

 

子供の目は好奇心であふれています。

興味のあるものを見つけると、まっすぐ向かっていき、その時の目は、キラキラしています。

 

反対に興味のないものもわかり易く、
おもちゃを見せても知らんぷりの時もあります。

子供は、気配りなんか絶対にしませんからね。

 

それくらい人の目は、その人の心を表します。

 

そして、このことは、社員さんの成長にも当てはまると思うんです。

 

多くの人が「社員の成長」と聞くと
行動を思い浮かべます。

出来ていないところは、すぐに目に付くけれど
できるようになっているところは必ずあるのに見つけにくい。

なので、出来ていないことを見て
人を評価していると思います。

 

けれども、会社が見ている成長とは、
「心の成長」のことです。

 

新しいことにチャレンジする勇気、
苦手な業務をやり切る根気、
他の人と協力する協調性、
言われたことを素直にやる適応力。

これらは物として見えるようなものではありませんが
「目の力」としては見えます。

 

事務所の玄関に飾ってある、相田みつをの詩に

【土の中の水道管、大事なものは目に見えない】
と書かれていますが、

この仕事の誇りを思い出させてくれるものです。

 

「目は心の窓」であることも忘れないようにしたいと思います。