こんにちは。
株式会社 エンドウの専務の遠藤です。

先日、2月に生まれたばかりの孫と
娘の三人で仙台へお買い物へ行ってきました。

娘にとって
初めての子育てですから、
いろんなことが初体験なんですよね。

今回の仙台までのお買い物も、
「ベビーカーを押して新幹線に乗る」
という初めての経験になります。

そういう初めての経験を
私がそばにいる間に体験してほしい
と思っていたので、いいきっかけかなと思いました。

それで、いざ行ってみると
とっても大変だったんです。

まず、駅までは車で行ったんですが。

孫をチャイルドシートからベビーカーへ乗せ替えて、
自分の荷物も下ろし、駐車スペースに車を停めます。

一人なら階段やエスカレーターで移動できるところを
ベビーカーがあるのでエレベーターを使わないといけません。

そして、新幹線のホームに着いて
いざ車両に乗ろうとしたら、
ベビーカーが引っかかって乗れません。

前に並んでいた方に
ベビーカーの先を持ってもらい、
やっと乗車することができました。

そのあと、ベビーカーを畳んで、
席についた頃には、二人とも汗だくになっていたんです。

言葉で書くと伝わりづらいかもしれませんが、
実際に体験してみると
時間が普段の3倍もかかるし、とても体力のいることなんですよね。

そこで娘と相談して、
スムーズに帰れるように

新幹線に乗るときは、私が前に並んだり、
他の人が席に着いた頃にベビーカーを片付けて座ったり、
いろんな工夫をして帰ってきました。

そしたら、行くときよりは
楽に帰ることができたんです。

このほかにも気づいたことがありましたが、
ここでお話をまとめると。

この経験は、

「協力することを
 考えながら行動することが大事」
ということに気づかせてくれました。

そして、この気づきは、

学生から社会人になる人に
ぜひ知ってほしいことでもあります。

なぜなら、私たちは、

一人で乗り越える大事さを知っているけど
協力の仕方と大事さを知らないから、です。

学校では、先生から
勉強を教えてもらいました。

国語や数学など
どの教科でも
一人で答えが出せるように教えてもらったと思います。

一方で、

新入社員として働き始めたときも
同じように、
先輩社員から一人で仕事ができるように教えてもらいます。

なので、一見どちらも同じように

「一人でできるように教えてもらう」
ように思いますが、
実は、前提に大きな違いがあるんです。

それは、仕事が
「いろんな人と協力しながらやるもの」
だからです。

先程も話しましたが、

一人で仕事ができることは、
とても大事なことです。

けれども、私たちの仕事は、

現場の図面を描いたり、
重機で穴を掘ったり、
複数の工程をいろんな人が担当しながら
手分けして行ないます。

言い換えれば、

一つの現場を複数の人で
協力しながら完了させていくんですね。

なので、
一人で数学の問題が解ければいいのとは違い、

いろんな人と協力しながら
現場という問題を解いていくことも学ばなくてはいけません。

それを私たちの会社では
とても大事にしているので、
新入社員研修で取り組んでいます。

そして、この協力しながら仕事をすることに
私たちは醍醐味を感じています。

仕事じゃなくても、
誰かと協力することは経験できますから、
この醍醐味をぜひ体験してみてください。

今日も最後まで読んでくださり、ありがとうございました。