コロナの影響で3年目の一時帰国がずっと見送りになっていた解さんが
12月に帰国することになりました。
うちで働くようになってちょうど4年です。
朝礼で社員さんに帰国を伝えたら
「シーン」となりました(みんな寂しくてショック)
帰国について、解さんと話し合いをしていましたが、
寂しくてはっきりした日程を決めきれないでいました。
でも、よくよく考えたら
解さんの家族はもっと寂しい思いをしていたはずです。
特に小学生の娘さんはずっと寂しかったでしょう。
それで、年内の帰国となったのですが・・・
このご時世で航空券がびっくりするほど高い!
仕方がありませんが、成田まで見送りに行くつもりです。
解さんの帰国が決まってから社内で始まったことがあります。
今までは、現場の配管をすべて彼がしていましたが
それを入社一年目の新人さんに教え始めました。
新人さんは毎日、私にノートを提出します。
その内容は 配管で頭がいっぱいの様子です。
パッキンが上手く入らなかった、
ボルト締めの加減がいまいち
ボルト締めの順番がわからない
管の下のが邪魔でやりにくかった
などなど・・・
でも、最後の行には必ず
「明日は上手くできるように○○する」
って書いてあるのです。
前に進んでるな、って感じました。
だって、次のこと考えてますからね!
それに、時間も限られているから
教えるほうも教えられるほうも必死なんだと思います。
ノートからビンビン伝わってくるものがあります。
人生も同じですね、
無限に時間があるわけではありません。
その有限の時間の中に出会いや別れがたくさんあって
それが人生を豊かにする材料になっています。
解さんとの出会いは
エンドウを豊かにしてくれまましたし
みんなが彼との仕事を喜びました。
それにも増して
彼の仕事ぶりは誠実で穏やかで美しいものでした。
事情が許せば戻ってきてもらいたいですが
どこで生活していても 幸せであって欲しいです。
解さん、4年間ありがとうございました(涙&笑顔)