こんにちは。
株式会社 エンドウの専務の遠藤です。

私たちの会社では数年前から
これまでになかった新しい取り組みを始めました。

 

それは、新入社員と私の交換日記です。

 

交換日記と聞くと、
小学生のころに友達としていたことを
思い出す人もいるかもしれませんね。

でも、最近ではスマホがあるから
そういうことはしなくなったのかな。

 

私や、私の子どもが小さいころは、
ノートの中で

「昨日はどんなテレビを観て楽しかった」
「◯◯先生って面白いよね」
など、家や学校であったことを話していました。

 

「そんなの会っても話せるしょ」
と思うかもしれませんが、

話して伝えるのとは違い、
書いて伝える良さというものがあったんです。

 

それに、

恥ずかしくて友達を前にして話せないこと
ってありますよね。

 

それが交換日記だと、

不思議と素直に書くことができて、
聞いてほしかったことも伝えることができます。

そんなことを思い出して、
新入社員と交換日記を始めることにしました。

 

その日記を始めて、
一年を迎えた女性社員がいます。

 

彼女が作ったカレー

その彼女は、
中途採用で入社したんですが、
新しい環境に慣れるまでに体調を崩すことも多かったんです。

それに、彼女の家族が病気になって
思うように出社できなかったこともありました。

 

その時、きっと彼女の中で

「会社に迷惑をかけるから辞めた方がいいのかな…」
「新しいことを覚えるのも大変でしんどいな…」
と思うこともあったでしょうし、

「この会社でもう少し頑張ってみたい」
と気持ちを前向きにしてくれたこともあると思います。

 

そんな雰囲気を感じたから
私は、彼女に仕事を手放さないように励まし続けました。

 

それに、そういう辛い時こそ
自分の気持ちを誰かにわかってもらいたいじゃないですか。

けれども、そんな思いを私に真正面から伝えづらいでしょうから
交換日記で話してもらえるように続けてきました。

 

そのおかげで
彼女は今でも会社で元気に仕事をしてくれています。

 

この日記を読み返せば、
彼女がどんな仕事をしてきたのか、
どんなことを感じて、悩んで、乗り越えてきたのか、

彼女にしか経験できなかったことが
ぎっしりと詰まっています。

 

これは彼女にとって大きな財産になるでしょうし、

これから先、彼女に後輩ができた時に
この日記が彼女やその後輩を繋いでくれると思います。

そんな素敵な経験をもっと増やしていくために、
交換日記をこれからも続けていこうと思いました。

 

そして、このブログを読んでくれてるあなたと一緒に
そんな素敵な日記を増やしていけたら、私は嬉しいです。

 

最後まで読んでくださり、ありがとうございました。