「前にもいったでしょ」

新人さんを一発で黙らせる言葉です。
何とも解釈の難しい指摘?指導?

その時の新人さんの顔は・・・・青いです。

”教え方ブザー”があれば、
間違いなくブッブーですね。

自分だって何度も質問して仕事を覚えてきたのに
「それはないわなー」って思います。

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残念ながら効果ゼロ
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つい、言ってしまいがちな
「前にも言ったよね」は、ただの感情であり、
何かが好転する要素はありません。

ここで生まれるものは、
言った「上司の感情発散」と
言われた「新人のプレッシャーや不満」だけ。

結果的に、新人は上司に質問や相談しづらくなり、
上司と部下のコミュニケーションの壁を
つくる事になりかねませんよね。

大事なことは「前にも言った」という事実ではなく、

「なぜ理解が追いついていないのか?」
「なぜ忘れているのか?」

を新人さんの目線で整理し次に繋げる事です。

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「伝え方」「受け取り方」を見直す
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結局、一度では全てを記憶しきれないわけです。

それでも伝える側は一度で伝える努力、
受け取る側は一度で受け取る努力をする
姿勢が大前提に必要です。

だからこそ上司は「伝え方」を見直し、
新人は「受け取り方」を見直す必要がありますよね。

伝える側は「前も言ったよね」ではなく、
まずは自分の伝え方や伝える姿勢について
今一度吟味する必要があるのかも知れませんね。

・丁寧に時間を掛けて説明ができているか?
・相手の目線で説明できているか?
・相手の理解度を確認しながら話ができているか?

伝えられる側も同様に、
「一度では覚えられるはずはない」ではなく、

何でこの仕事が進まないのか、を分析する努力は必要です。

・メモを取るなど、受け取りの準備ができているか?
・不明点を確認しながら受け取る事ができているか?
・自分で確認ひとつせず、むやみやたらに 質問していないか?

受け取り側にもこうした姿勢は必要です。

「教わり上手」という言葉があるくらいなので、そこもお互い様なんですが・・・

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最終的にはコミュニケーションが大事
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そして最終的にも最も大事な事は
コミュニケーションに余裕を持つこと。

時には2度・3度同じような質問があっても、
快く答える余裕も必要なのかも知れません。

大事な事は「前にもいったよね」ではなく、
相手がなぜもう一度聞きに来ることに
なったのかを確認する。
勘違いっていうこともありますからね。

結果的に上司&部下としての
コミュニケーションに繋がりますよね。

「前にも言ったよね」を
別の言葉に言い換えてもいいかもしれません。

この言葉一つが意外に部下との良好な関係性の切口となるかもしれませんね。

“あとがき”

近頃の私は・・・

「前にも一度言ったよね」 は「その時私、何て言ってた?」の確認が多いです。

自分で言ったことも忘れる境地に近づいています。