「この人を仕事で支えたいな」

と心から思うことがありました。

その社員さんは家族の看病や介護もしています。

遅刻や早退、だんだんと休む日も増えてきました。

「いっぱいいっぱいにならないうちに相談してほしいな」

経営側はそんな気持ちで見守っています。

なぜかというと、ほかの社員さんからの評判が悪くなっていくからです。

そうなる前に、その方の事情をみんなに知ってもらえれば、

何もできないとしても、目線が応援になります。

家庭で辛くなったら会社に来て

気持ちを切り替えて欲しい、

そう願っています。

仕事は生活の糧を得るところではあるけれど、

人生のステージによって

存在の価値が変わっていくものです。

その社員さんに会社ができることは

  • 休職制度や介護休暇制度の利用
  • 休みやすい業務に変える
  • その社員さんの事情をほかの社員さんにも知ってもらう

家庭の事情を社内に知られたくないと思う方もいると思います。

それでも、一人で抱えずに思い切って伝えて欲しいです。

その社員さんが

「後悔のないように看病したいし家族を支えたい」

と言ったとき、思わず口から出た言葉がありました。

「じゃあ、あなたのことは誰が支えるの?」

誰にでも、支えや拠りどころが必要です。

会社は、そんな存在でもありたいと思っています。