能登半島地震では地震・津波・火災の3つの被害があったように思われます。
このうちの火災は本当に残念で、心が痛みました。
消防隊が消火活動をしている姿などはテレビのニュースでしか見ないかもしれませんが、火災の際に消防隊はどこから水をとっているのか、知っている方は少ないかもしれません。
答えは、飲み水の水道管から水を取り出しています。
私たちが日々施工している水道管から、消火ホースをジョイントする”消火栓”という設備を取り出しており、この蓋が道路上にあります。
半径~m以内に1か所設けてください、という規則があるんです。
(場所によっては、防火水槽であったり、河川の水の場合もあります。)
上の写真のように、水道管から立ち上げて、、、、、、、、
そこにこの丸いボックスを設置して、蓋をしている。
といった感じです。
ここで私がお伝えしたいのは、水道管が破損して水が通っていなければ、火災が発生した時に消火用の水がここから取り出せないということです。
今回の震災でこの現象が発生しているかは分かりません。
道路の破損で消防車両が通れないなど、いろいろな原因があるのだと思います。
私たちの施工する水道事業は、皆様の飲み水・生活水だけではなく、火災などの現場にも役立つ設備なのです。
これでも、”水道管の更新費用がない”と言ってる場合なのか、、、、?
そこには予算の確保以外にも担い手の不足といった、別方面の課題もあることも事実です。
でも、、、、、、、
この自然災害や自然災害から発生する二次被害も、インフラの強化から防いでいくことは可能だと思うのです。
こうして自分たちの仕事が誰かの役に立っている、そして誇りを持てる仕事だと皆さんに知ってほしいのです。
能登半島地震で被災された皆様の生活が、1日でも早く穏やかで健やかになることを心から願っております。
今年も一年、水道を繋ぎ、皆様の生活を繋ぎ、命をつなげるものにできるよう
社員一同精進してまいります。