生意気ではありますが、経営審査について自分の考えなどを書いていこうと思います。
建設業では毎年経営審査というものを受けます。
それは基本的に建設業者が適正な経営ができているのかを審査するためのものですが、これは公共工事において大きな工事を受注するならば、いい成績の点数を頂く必要があるのです。
決算書を会社の通信簿というのであれば、
経営審査の点数は、建設業特有の”もう一つの通信簿”といったところです。
この点数に応じて、建設業者として各都道府県や市町村から格付けされます。
その格付けが上位であるほど、大きな工事が受注できることになります。
では、経営審査の評点は高いほど良い!
ということになるので、私は経営者として考えているのは、自社の経営審査の評点がどうしたら高くなって、どうしたら欲しい工事を受注できるような体制を整えることができるか?
と、真剣に日々考えるわけなのです。
そうした目線で経営審査を見てみると、評価は大きく5つに分かれていることがわかります。
それは
1 X1評点 完成工事高
2 X2 経営規模評点
3 Y 経営状況評点
4 Z 技術力評点
5 W 社会性等評点
です。
(経営者のかたならもちろんご存じですよね。すいません)
これらの評点について、1年でやってきた分の成績だ。
という考えも分かりますが、「こういう点数にしよう!」という
目的や目標をもって行動する派ですので、こんなのはどうにもならない・結果は結果だから仕方ないとは、思えないのです。
これらの点数が、会社の受注・業績に大きくかかわっている中で、自分はこれは経営者にしかできない仕事だと思っています。
評点が5つありますが、そのどれもが経営者が意思決定をしなければ変わらない部分なのですから。
そんな目線で考察してみると、
「ここは特に自分たちの努力で点数を上げられるのではないか!?」
と思う評点が出てくるのです。
それが「Y評点」 経営状況評点です。
つづく