
こんにちは。
9月は入社4年目の鈴木が担当いたします。
さて、ようやく暑さが落ち着き始め、熱中症への危険度が小さくなったであろう今日この頃ですが、
今月は「危険予知について」、それに関連した「ヒヤリハットについて」を教えて頂きました。
建設業界では、最早基本ワードとして定着しているヒヤリハットですが、意味としては【事故に至る可能性のあった出来事の発見】という事です。
文章にすると難しいので例を挙げると、
○梯子や脚立の昇り降りの途中で、それが動いて転落しかけた
○周りをよく見ていなくて、危うく機械にぶつかりそうになった
など、大なり小なり《事故が起こる‘‘きっかけ‘‘を見つける(見つけた)》がヒヤリハットなのではないかと思いました。事故が起こりそうになったという点で見れば、普段の生活でも思い当たる事があるのではないでしょうか?

常日頃から作業の中で触れ合っているヒヤリハットですが、上の図を見ると、はたしてこれはヒヤリハットか?という出来事も存在するのも確かなようです。
しかしながら、事故が発生するのは‘‘きっかけ‘‘があるのも事実で、それを見つけていくのも安全に物事を進める上で大切な事と教えられました。
自分も、片側通行規制で工事を行っていた際に、車道側を通りたくて近づいたタイミングで一般車両が通り過ぎ、危うく接触しかけた事がありました。
まさにヒヤッとした体験です。

ヒヤリハットについて理解した後は、それらを踏まえて「危険予知訓練」について教えていただきました。
上の記述のように、作業の中の危険を予知して人的な事故を防ぐ個人とグループの訓練であって、安全関係の指示を徹底する環境『ではない』という事がポイントとのことでした。
そこで大切になるのがヒヤリハットです。

危険予知訓練を行うことにより、《一人一人が危険な作業をしない》《危険な作業環境を作らない》を踏まえ、【余裕を持って安全に作業ができる】のではないかと思いました。
グループの中で意見の交換を行い、参考にすることも必要ですが、それらはヒヤリハットの経験があるからこそ活用できるものだと思います。
普段から意識して作業出来れば一番良いのです。
しかし、実際には工程的に作業ペースを上げなければならない状況も出てくる事もあります。それでも、今までのヒヤリハットを踏まえた危険予知訓練をどんな状況でも、いかに安全作業のクオリティを上げられるかが今後の課題だなと、今回の安全衛生大会で思いました。
夏の暑さが引いた分、頭を働かせていかなければならないなと思います。
以上で令和6年の9月の安全衛生大会の項の締めとさせて頂きます。
今日も明日もご安全に。